将棋の必殺技、手筋をおぼえよう

ある程度、戦法を決めて戦い方を決めたら次に将棋で勝つための技を覚えていきます。

これはいわゆる他のゲームに例えると必殺技みたいなもので手の組み合わせで行う手筋と呼ばれるものです。

手筋にはテクニックなのでたくさんのものがありますが、これができるようになると一気に将棋が面白くなるというべきものは駒の手筋、寄せの手筋、詰めの手筋です。

手筋はたくさんあるので、下記の本で紹介しますが、すぐに知りたい人用に動画を紹介します。

さて、手筋にはさまざまな手筋があります。

簡単な紹介とおすすめの書籍を上げておくので参考にしてください。

駒の手筋

駒の手筋は駒の特性を利用したテクニックで、歩なら手番を握るための叩きの歩、相手の攻撃から防御する底歩、成駒をつくるための垂れ歩などがあります。駒ごとに多くの手筋があります。


将棋・ひと目の手筋 マイナビ出版

この本は最初に覚えるべき手筋を網羅しており、なおかつ、次の一手形式なので習得しやすいです。何度か繰り返せば一気に実力を伸ばすことができます。

寄せの手筋

寄せの手筋は相手の王様を捕まえることやそのやや前段階の手筋です。その前段階は敵陣を崩す囲い崩しとも呼ばれます。寄せの手筋に関してはやや高度なので初心者のうちは駒の手筋に含まれるものだけで充分だと思います。


佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所 (NHK将棋シリーズ)

少し古い本ですが、初心者が上達するための本としては文句のない出来です。駒の手筋がある程度身について、なおかつ詰めの手筋が3手詰をクリアしたあたりで挑戦するとよいと思います。名著として名高いため、書店で見かけると思いますが、少々古い本なので、ない場合は図書館を利用するのもよいです。

詰めの手筋

詰の手筋は詰みがある局面で詰ますための手筋です。最初は1手詰から簡単な3手詰までやるのがおすすめです。詰将棋は将棋が強くなるための練習であると同時に芸術的要素ももつため、強くなる目的ならば芸術ではなく、実戦式の簡単なものがよいです。練習用の本としては1、3手の詰将棋ならばなにを選んでもいいと思いますが、以下のものは個人的に初心者向けに特にいいと思っているものです。少々古い本もありますが、どれも内容は将棋が強くなるという観点からは素晴らしいです。

超初心者向け

将棋1手詰入門ドリル-「勝つ形」を繰り返し覚えて勝率UP! (池田書店 将棋シリーズ)

将棋3手詰入門ドリル-簡単な問題から実戦形式まで、反復して「勝つ形」を覚えよう! (池田書店 将棋シリーズ)

1手詰将棋 将棋パワーアップシリーズ

3手詰将棋 (将棋パワーアップシリーズ)

他には以下のひふみんの3手詰なんかも親しみがあるという意味ではいいかもしれません。

加藤一二三の3手詰め (将棋パワーアップシリーズ)

最後に順番としては1手詰、ひと目の手筋、3手詰、囲い崩しが進めやすいと思います。