将棋上達のためのネット対局場
今回は将棋が強くなるという観点から将棋を指すのによい場所を紹介します。
将棋が強くなるためのメカニズムについてはメインのコンテンツとして取り上げてきました。
しかし、メカニズムが分かったところで実践しなければ意味がありません。
その実践の中心となるのが他人とのゲーム。つまり、対局です。。
上達のための方法として自分が真剣に指し、そこから意図的練習に沿って、指し手を改善していくのが王道でした。
そのためには
① 感想戦ができる。
② 棋譜の保存や検討がやりやすい
といったことが絶対の条件となります。
では、これらの機能面で充実した場所とその簡単な案内をします。
おすすめはインターネットの対局場である将棋倶楽部24と81道場です。
将棋倶楽部24
将棋倶楽部24は老舗のネット将棋サイトで会員のレベルが高いことで有名です。そのレベルは一番下の低級と呼ばれる場所ですら、上位はアマ有段者の実力がある人がいます。ただ、レベルが高いといっても人数が多いので近いレベルの人も見つけやすく、自分が弱いからと言ってバカにされたりすることもないので安心して参加できます。また、チャット機能や各種イベントも行っているので、棋力向上を目指す人とのつながりもでき、強い人からのアドバイスももらいやすいのも棋力向上には役に立つ点といえます。
81道場
もう一つの81道場は外国人も参加できる将棋対局サイトで非常に機能が充実しているのが特徴です。
この機能は強くなるための勉強法には強力なサポート機能といえるでしょう。簡単に紹介すると自分の対局を分析する際に戦型別のデータがとれたり、感想戦の機能が充実していたりと最高の環境を提供しています。さらに対局情報も充実しており、対戦相手のデータをみたりすることもできます。ただし、機能面では最高といえる81道場ですが、参加者が少ないので、将棋倶楽部24と比べて対局相手が見つけにくいのが唯一のデメリットといえます。逆に考えればその分、棋力差のある相手との対局がしやすく強い人と対局する機会はとりやすいかもしれません。強い人との対局は負けて悔しいかもしれませんが、得られるものも多いのでお勧めです。
他にはスマートフォンのアプリなどもありますが、スマートフォンのアプリは持ち時間の関係で手が荒れやすくなっているのと感想戦や棋譜の分析をするにあたってどうしても手間がかかってしまいます。
また、利用者の多いスマートフォンの対戦アプリのは切れ負けという持ち時間がなくなったら負けというルールで運用されています。このようなルールでは持ち時間に差が出た場合、ひたすら時間を消費させるという戦略が勝つ上で有効になってきます。意味のない王手を繰り返したり、自陣に攻めに使うべき駒を投入したりといったのがその一例です。これは将棋の上達の側面から考えると良いとはいえません。本格的な将棋の実力の向上を目指すのであれば将棋倶楽部24や81道場を利用するのがいいでしょう。
将棋アプリの場合は
上達を考える上では上記の二つの対局場が断然おすすめです。しかし、どちらもちょっとした時間に使うには不向きではあります。そのような場合にも将棋を楽しみたいという場合は将棋クエストがよいでしょう。将棋クエストには検討機能がついているので、アプリの中では一番復習がしやすいです。10分切れ負けで局後検討すれば上達の役に立つと思います。
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