勝利眼とは?

勝利眼は私が勝手につけた名前で一言でいうと勝ちに近づく感覚です。

では、この正体はいったいなんなのでしょう?

将棋の達人はよく、模様がいい、ひと目この一手などやこの手はありえないなどという表現を使います。これは感覚的なものなのでこの感覚がない人に説明するのは難しいです。

実際、プロの解説で模様がいいなどと言われてもわからないことは多いのではないでしょうか

しかし、これは少し将棋を勉強した人であれば局面次第では感じることができる感覚です。

例えば、この美濃崩しの局面は学んだことがあれば、そう難しくはないはずです。美濃囲いを崩す有名な手筋を学んだことがあれば、ほぼ一目で次の一手が見えてきます。達人はこのようなことを遥かに高度なレベルで行っていると考えられるのです。

ちなみにこの局面では答えは6二金打で5一金と龍を取られてしまっても7一角打とすると勝ちになります。

次の章ではこの感覚の正体をつかみ、それを鍛える方法を見ていきましょう。

 

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