将棋ソフト導入

(更新2024)

ここでは将棋の上達に便利なパソコン用将棋関連のソフトの簡単な案内とリンクを貼っておきます。

基本的にすべて無料で使うことができます。

まず、最初に将棋ソフトとはどういうものなのかについて説明します。

将棋ソフトを動かすには将棋盤エンジン2つが必要です。

将棋盤とは将棋をパソコンやスマートフォンで動かすためのものです。要するに普通に将棋を指すときに使う将棋盤や駒のことです。そしてエンジンとは将棋を実際に指す人といった感じです。

つまり、将棋盤にエンジンを搭載することでソフトに将棋を指させることができるようになります。

ちなみに、将棋ソフト関連の導入はある程度コンピューターに関する知識がないとわかりにくいため、苦手な方は有料ではありますが将棋神やねうら王を利用するといいと思います。このソフトはパソコンに入れるだけで使えますし、強さもトップ級のソフトをそろえていますので、面倒という方はこちらを利用するのがよいでしょう。このソフトは有料ソフトなので困ったときにサポートも受けられます。パソコンが苦手なこのソフトを利用している知人がサポートに問い合わせて問題が解決しているので、しっかりとサポートしてくれていると思います。

さて、ではここからは将棋盤の紹介です。

将棋盤

将棋盤でオススメなのが4つありますので好みで選ぶのが良いと思います。現時点で一番使いやすいのは将棋GUI将棋所だと思います。

様々なアップデートがなされており、今後も更に使い勝手が良くなっていくと思います。

ゲーム的な要素を求めるのであればWhale watcher が良いでしょう。最近、新バージョンが公開され、更に使いやすくなりました。

ゲーム的な要素のある唯一のGUIなので気に入る人にはとてもおすすめです。

最近登場したShogiHomeは複数のプラットフォームで動くオープンソースのGUIで一通りの機能が揃っています。今後様々なアップデートが予定されており、こちらもおすすめです。

デザインが良くMACでも動くので将棋所以外の選択肢として考えてみても良いかと思います。

知識があれば独自でも開発できるので詳しい人には特に面白いと思います。私も腕があればWhale watcherや天下一将棋会みたいにゲーム的要素を加えたものにしてみたいです(笑)

どれを選ぶにしても、ソフトのページにも使い方が書いてあるので、導入はそう難しくはありません。

将棋エンジン

続いて、将棋エンジンを紹介します。将棋の思考エンジンには現在たくさんのものが存在しています。ここ数年驚異的な速度で強くなった将棋ソフトですが近年劇的な伸びは見せなくなりました。しかし着実に強くなっており、既に人間を遥かに超える強さとなっています。これらの超強豪ソフトから初めてソフトを導入したいという人に使いやすいソフトを紹介します。

技巧は2016年公開のソフトでその強さはプロ以上です。技巧2はそのバージョンアップ版で定跡ファイルや深さ制限により強さを調節する機能がついています。現在は公開されてから時間が経っているため、トップソフトに比べると力は落ちますが、ソフトの特徴から人間の指し手に近い考え方が取り入れられているためファンが多いソフトです。検討にも向いています。定跡ファイルを指定することで、技巧の戦型を指定しての対局が可能です。

Apery(エイプリー)は電王戦に出場し、プロ棋士とも戦ったことのあるソフトです。フリーソフトでは親切な使い方の説明があるので、導入しやすくお勧めです。現在は技巧同様、公開から時間が経っているため、トップレベルのソフトに比べるとだいぶ力が落ちますが、その強さはトッププロをも凌ぎます。使い方の解説はリンク先の使い方の項目にあります。将棋所の使い方についても初心者に向けた解説があるので導入面では特にわかりやすいと思います。

 ・水匠

水匠はコンピュータ将棋大会で優勝した経験もあるトップレベルのソフトです。現在使える中で最強なのは水匠5といわれるバージョンのものです。対抗型にやや難点があると言われていた今までのバージョンとは異なり、全体的なバランスで強化されたようです。(最新の水匠は最強のソフトの一角ですが、非公開です。)

作者X上部の固定ポストからダウンロードページにいけます。ここにある水匠5をダウンロードして使えます。

結局どれを選べばいいの?

最後に全くの初心者で上で紹介されているソフトを読んでも意味がよく分からないという人向けにお勧めを書いておきます。

本格的に研究に取り入れるのであれば水匠、使い勝手を求めるなら技巧2が良いでしょう。

技巧2公開から5年以上経ちますが、その信頼性は高いです。パソコンに詳しくなくても導入しやすいのも大きなメリットです。

トッププロを大きく超える実力を持ち、指し手に人間的感覚を取り入れているだけあって、意味のわかりにくい手が現在の最強ソフトより少ない気がします。

現在の最強ソフトに比べるとさすがに強さは落ちますが、検討する分や対戦するのであれば全く問題ありません。

また、対戦用にレベル制限を加えることで将棋倶楽部24のR800~くらいの強さでの対戦が可能になります。(レベル1がR800程度とのこと)

サイトに使い方情報も詳しく書いてありますし、もっともオススメの将棋ソフトであると思います。

ただ、32bitの古いパソコンだと技巧が動かないです。また、32bit時代のバソコンの場合、将棋ソフトを動かすとフリーズする頻度がやや高くなると思います。

また、64bit時代のパソコンでも古いパソコンでは将棋ソフトはそれなりにパソコンに負荷がかかるためフリーズすることもあります。

快適に使用するのであれば、ある程度のスペックのパソコンを用意するのが良いでしょう。(ここ7、8年以内くらいの家庭用PCであればだいたい快適に使えると思います)

技巧2はここからダウンロードできます。

さらにディープに

普通に利用する分には今まで紹介したものがおすすめです。しかし、更に研究したいといった人向けに追加で最先端ソフト紹介を追加します。

あまり研究や検討に使うという意味では意味がないと思いますが、ガチ勢の方で多角的に最先端研究したいという人向けに紹介します。

将棋ソフト導入 ディープ編